〜 新1年生 〜
2020年 6月
とにかく子どもに会いたい!
生きてる間にこんなことがおこるなんて…、というコロナ。
本当に大変な時!
今、子ども達は全員が園に来れるようになり、本来のにぎわいがもどってきて…。
うれしい!
でも、感染者数は増え続けての、一喜一憂。
「ビ熱があって、、、休みます」というお母さんが、
「もしもということなどあると困るので、様子みで休ませます。たみこさんという高齢者もいることだし…」
あ〜、そうだワ。
私はレッキとした高齢者。コロナにかかると重症化する人なんだと、しみじみと思いましたっけ。
(注:その子は次の日元気にきました。)
分散だ、プールはダメだ、お弁当はあまりおしゃべりなしで…。
むずかしい…。
もちろん、うつってほしくない!
だれもが健康で笑ってすごしてほしいのが心からののぞみ。
この間、幼稚園の前を卒園児をのせた自転車が通りました。
うれしくて、「ア〜、こんにちわ!」と声をかけると、
ママが「ひまわり(小学生になった子があそびにくる日のこと)楽しみにしてます。学校は、朝ちょっと泣くんですけど(!)、ひまわりに行くのをとても楽しみにしてるの。
今も、家はあっち〜のほうだけど、わざわざ幼稚園の前を通りたいから、まわってきたの…。」
卒園したのが3月。
4月6日に入学式、そしてそのまま休校。
コロナ、家にいなさいの毎日。
子どもの心は、どんなだったのでしょう…。
「辛かったよねえ」
誰のせいでもないんだけれど、この時をどう心をよりそわせて、楽しいと思える日々にしたらいいんだろう?
卒園させた元担任たちと職員は、新1年生のことが気になって気になって…。
(卒園したからって、それっきりではないものね)
いつもなら、週一回小学生があそびにきて、いろいろなことをおしゃべりしたり、ぐちったり、相談したりする日があるのに、それもできない。
どうしているんだろう…と、新1年生をグループ分けして、少人数ずつにして来てもらったりもしました。
「ひまわり楽しみ!」と自転車の後ろのその子は満面の笑顔。
「待ってるよ!」と、さよならしたら、
「よかったねぇ〜会えて。通ってよかったねぇ」との声が聞こえました。
しみじみと、深く、深く、良かった…と、
涙のにじむようなひと時でした。