たみこさんの部屋

〜 秋まつりスポーツフェスタ 〜

2020年 11月

夏まつりを大興奮で終えたまつさんは、次には「秋まつり」へむかいました。

いつもは西小岩小学校の校庭をおかりする運動会を園庭でやろう! ということになりました。

(斜面板、とび箱、鉄棒、リレーを中心に)

いつもと同じようにホールからも園庭からも合図の「ピッ!ピッ!」という音が聞こえます。

私が事務室でなにかをしていると、いつもの練習の時の「ワァ〜!できた! ワァ〜もう少し」など担任の励ます声もきこえて「あっスポーツフェスタできるんだ」と思うと、ついつい涙があふれそうになりました。

サァ〜、それからはもう西小岩名物、「人間鉄棒」(逆上がりを子どもに合わせて高さを変える大人ふたりが鉄棒を肩に)、そして、とび箱、斜面板と一気に盛り上がりました。

見ている年中、年少はおどろきとあこがれを持って見つめ続け、ついには自分たちも!
「ムリではないかい?」と思う鉄棒にも挑戦し始めます。

今の年長さんも、卒園した年長さんの姿を見ているので「あんなふうにやりたい!」「まつさんみたいになる!」という気持ちが強いのです。

フェスタの準備は万国旗ならぬ、かわいい三角旗をばら、すみれがつくること。
職員ははげましつつ、フェスタのために看板づくりや毎日の子どもの様子を話し合うことで、幼稚園全体がどんどん、ぐんぐん熱く盛り上がりました。

当日はお家の方(各1名)が見てくださるなか、年中、年少も応援席にちょこんと座って応援。

園庭は午前中いっぱい年長さんにおゆずりしてのスポーツフェスタ!
とび箱、タイミングを外してとべるはずがとべなかったり、昨日できてなかった逆上がりがキセキ的にできたり、拍手と歓声の渦でした。

できた、できないではないよ。
とべた、とべないではないよ。

みんながそれぞれの力で、頑張っていっしょに楽しみ、力を出しきったスポーツフェスタでした。

そして、終わった次の日の朝の連絡ノートには、お家の方からあふれるほどの思いが何十冊も山のように来ていて、職員一同、読ませてもらっては喜び、泣き、またまた子どもの姿を、成長を話し合うのでした。

フェスタを終えた年長の子の絵がこれまたすごい!

上手とか下手をすっかり超えて、躍動する絵を描くではありませんか!?

「こんなふうに描けた!」と喜ぶ職員たち。
全員の職員の「すごい!」の声。

私は、「あのね、絵って、やっぱり遊びが充実していると、変わるよね。ホラ、絵を描くという研修で、保育のなかみが絵を変えるって話、聞いたよね」…とボツボツ言ってみるが、職員たちは熱い熱い興奮をよろこびのなかで、私が言ってることなんて聞いちゃあいないのでした。

トホホ…

今日も、続きの逆上がりが年中、年少含めて続いています。

あぁ楽しかったスポーツフェスタ!

ありがとう! みんな!!

 

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