たみこさんの部屋

〜 もうすぐ発表会 〜

2021年 11月

今年は、なんとか学年別に発表会ができるかも…。

小さい人は年長さんや年中さんの劇を見てないし、どうなんだろう〜、という危機感のもと、職員劇「三匹のやぎのがらがらどん」を子どもに観せました。
きびしい演出家兼カントク(私)は、

ちゃんとセリフを覚えろ! 間の取り方が悪いぞ!
 衣装もきちんとしろ!

とダメ出しを連発。出演者はびびりながら楽しく演じでくれました。

子どもたちも大歓声。喜んでくれました。

そして、子どもたちの発表会です。
「観てもらう」ってどういうことだろうか。
など、職員室では、話し合い、確かめ合うことが多い、多い。

今年度の年長さんの劇は、「スーホーの白い馬」
絵本をみんなでよく読んでいましたが、それを劇にするとなるとなかなか大変です。
以前の年長が演じたのを見ていないし…。さてどうなることか。

それでも、絵本「スーホーの白い馬」を読みこむうちに、子どもたちは心と身体で感じるものがおおきかったようです。これなら劇にできるね、と嬉しく職員は言い合いました。

役決めのときには、必ず悪いヤツも(!?)出ます。
その役なくしては劇にならないこと…も含めて、みんなで悪い人をだれがやるかと話し合い、それぞれの役が決まりました。

ところが、お家の事情で発表会の前に仲間のひとりが里帰りをしなければならなくなったのです。お家の方も含めて、担任も、職員も、みんなも悩みました。

その子の「やる!」という気持ちが本当に尊くて、出たい、やりたい、その子の気持ちに、その子だけ親戚にみててもらって、その子を残してまずはママと弟だけ里帰りするという案も出たりして。

じゃあ1週間ずつ担任が家で預かるとというのは?
など、散々悩み、話し合いました。
お母さんも一緒に悩んでくれて…(ありがたかったです)

みんなと発表会に出させてあげたい!
でも!無理させることはない。

とにかく ナレター???をやる!と言ったその子の思いは、大きな大きな成長。仲間とカクトクした力であることはまちがいないのですから。この先の生きる道を支える力なんですから。

そこで、リハーサルの前の、前の、要するに練習中に、お母さんにその子の出演する「スーホー」を見てもらう時間をつくりました。

年長組の子たちは「◯◯の発表会」として、まだまだ練習中ではありますが、見せる気充分。お母さんもとても喜んで、泣いていらっしゃいました。

こうして、その子は元気に里帰りをしていきました…。

もうすぐ発表会!

どの子もどの子も、大張り切りで、

なにより、笑顔です。

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