5さいになったよ
2022年4月28日
年少から年中になったばら組さん。赤いバッヂもまぶしく、新しく入ってきたすみれさんの手助けをしたり、お兄さん、お姉さんぶりを発揮しています。
まつ(年長)は、年少さんのおせわがしたくて、したくて。
その、年中さんのお友達どうしの会話です。
A「ねえねえ、Aね、今日誕生日なんだよ。Aねぇ〜、5さい!!5才なんだよ!すごいでしょ?」
それを聞いたBくん
B「ふーん…。いばらないでよ。ぼくだって5才になるよ」
その後、二人ともなんとなくケンアクな雰囲気に…。
な〜んてカワイイふたりでしょう!
と、職員室でも話題になりました。
ひとつ大きくなることの誇りと輝き。
大人である私たちにはもう感じられない(私だけか?)喜び。
いいなぁ〜好きだなぁ〜この話。
私たちはこんなにも、大きくなること、成長することを喜びとしている子どもたちといっしょにすごしているのですね。
一瞬、一瞬を大切に、大切にしながらその子ども達の近くにいられることを、大人たちも立ち止まって考えねばなりません。
生き抜く力をつけながら、一歩一歩仲間とともに育っていく子ども達の未来を守らなければなりません。
ウクライナの戦争で、死ととなりあって生命の不安にさらされている人たちのことを思うと、胸が押しつぶされそうです。
介護すべき母親がいていっしょに逃げられないママが、5才か6才の子を一人で避難用のバスに乗せる。その後ろ姿をみているママ。大泣きしながらも、ママのところにもどれないで、一人で荷物を持って前に歩いていくその子。
何度も何度も、思い出しては泣きます。
病院や避難所にまで攻撃するということ、子どもを殺してしまうということ、戦争を知らない私たちですが、今テレビや新聞で見ることは、現実なのです。
私の父は、戦争中、教員でしたので兵役をまぬがれ学業疎開sということで子ども達を連れて新潟のお寺で過ごしていました。
毎晩、「おかあさ〜ん、おかあさ〜ん」と泣き出す子ども達と「おなかがすいた、おなかがすいた」の声。
「本当にかわいそうだった」
と、声を落として語った父。
誕生日を迎え、「一つ大きくなったよ」「すごいでしょ!?」の喜びが、どうぞ世界の子ども達のものでありますように。