泥んこあそび 〜天国と地獄〜
2022年5月30日
コロナも少し落ち着きをみせて、いつもの幼稚園生活が楽しく戻りつつあります。
この頃の天気の良い日は、いつも泥んこです。
はじめはソロソロと職員のホースでのお湯かけからキャアキャア言いながら逃れて、そのうち服がぬれて、園庭に水たまりができて…靴を脱ぎ、その靴のなかに靴下をつっこみ、サァ〜! はじまる泥んこ天国。
ホースでかけられる水から逃げている子が、どんどん水のそばにいき、楽しい声がどんどん大きくなり、大人も子どもから泥をかけられることへと発展(!?)していきます。
髪もエプロンも濡れている年長の担任が、「もう覚悟を決めた!」という感じで全身ずぶぬれ状態であそんでいる。
・・・どうするんだろう? 着替えは持ってきたのかな?
などと心配していると、事務室にとびこんできたもうひとりの担任が「ガハハ」と笑いながら「ライフでパンツ買ってきます! やっすーの大きなミセス用パンツ、どんなのにしようかな〜? ガハハ なるべく派手っぽいのがいいかなあ?」
なんとも嬉しそうだ。
要するに、下着まで全部びしょぬれになったということを理解した。
「面白そうな大きい2枚組パンツ買ってきた! あとTシャツやらはなんとかなりそうで〜す」との報告。
子どもたちは泥んこ遊びをいっしょにする大人が大好きだ。
お母さんたちの「泥んこって洗濯してもおちないのよねぇ。ウタマロせっけんでしかあの泥んこおちないのよ〜」とグチる声が聞こえそうだ。
すみません。そこんとこはよろしく洗濯おねがいします!
サラサラした砂が水を含んで泥になる。
お日さまと水がこんなにもステキな泥んこに変えていく。
泥んこのまんなかに座っている子ども達のなんという笑顔。
そしてパンツまでビショビショになった職員のしあわせ。
次の日、別の職員は前日のパンツのうち1枚を借り、胸には他の職員からバンダナを巻かれて(手づくりブラ?)すごしていました。
「なるほど。こうすればいいんだねえ」とすっかり感心する私に、前日びしょ濡れの職員が、「ステキでしょ!?私が考案したバンダナ手作りブラ」と得意そうだ。
「いやいや、よく考えたねえ。すごいよ!」という私に、バンダナ巻かれた人が怖い顔で言った。
「ほめないで下さい!」
ス、スミマセン…。