メメント・モリ
2022年11月30日
喪中ハガキが届く時期となりました。
(今月はこんな感じのお話です)
先日は、従姉妹の夫から、従姉妹が亡くなったとのハガキが。。。
このところ年賀状だけの付き合いになってしまっていたけれど、小さい頃はいっしょに過ごすことが多くて(母と母が姉妹なのだから)しかも同じように幼稚園の仕事をしていた家だったので、なにかと会って喋っているしかなかった。兄弟の次に親しい間柄だったかも。
お互いの家のこともわかりすぎるほどわかっていて、家族と呼べるような自然な感じが長く長く続いた。
大きくなるにつれて、行き来が少なくなっていったのは仕方がないことなのだけど、幼かった時のあの笑顔や喋り方や声が、ずっとここにある気がしている。
そうか。
やっぱり人間は年をとっていくものなんだ。人間は死んでいくものなのだ・・・と、しみじみと思う。
メメント・モリ(死を思え)の言葉が重い。
園の建て替えも、コロナのせいもありまだ足踏み状態。
子供の生命を守るためには、必ず早く実現しないとならない。
なにかあるたびに、「私はすぐ死ぬからいいんだけど」とか「私が死んでからにしてね」と言う私に、きみチャンが「また〜。たみこさんはすぐそう言うんだから!」と怒ってくれるけれど、やっぱり「死ぬんです」「死なない人間はいないんです」
だから、だから生きるんですよね。
発表会の練習で、本当に目を輝かせて歌い、劇をする子ども達を見ていると、まぶしくて、まぶしくて、涙が出ます。
私たち大人は、この美しくも伸びようとする生命に、なにをのこしていくんだろうか。
「平和」を、おだやかなこれからの明日をのこしていけるのだろうか。
今年のまつの「スーホの白い馬」の劇で、復しゅうや仕かえしではなく、白馬の骨や皮やすじや毛のすべてを使い、楽器をつくり、音楽で人々を慰め、勇気づけて!ということば。美しい音楽はいつまでも人々の心にひびきわたっているんだから、と教えてくれる。
むずかしいなぁ〜
新しい園舎を建てられるかもわからないし(弱気…)
こりゃあ、もう「祈る」しかないのかもしれないですよね。
さて!
今年最後のごあいさつ。
来年もどうぞよろしくお願いします!!
チャン チャン!