たみこさんの部屋

遅い初夢

2025年1月10日

2025年です。

世界から戦争がなくなりますように。

幼稚園は、本当に皆様のおかげで建て替えがはじまりました。

「この先少子化が見通されて幼稚園経営もとても難しいことになる。法人化すればあなたのものである土地も全てを寄付してしまい、借金を返し続けていく。それより、幼稚園をやめるという道を選んだらどうですか?」という、役所のありがたい(?)助言もありました。

子供に関わる仕事をビジネスにしてはいけないという強い思いがあります。

障がいのある子も、外国の子も、お母さんお父さんが苦しい子も、子どもを誰ひとりとして悲しませない、生きるということは、美しい楽しいことだよと思ってもらいたい。

みんなで支え合い平和で幸せになろうねという願いを持って、職員みんなで地震でつぶれない子どものための幼稚園を続ける決意をしました。

先代の私の伯父もきっと、天国でホッとしていることでしょう。
(寄附するのはイヤだとずっと言っていた人だったけれども)

私の初夢は、富士山やタカやなすびはなくて、亡くなる前、入院していた時の伯父が出てきました。

私は幼稚園の仕事をしながら病院に通いながら、夫や、今用務の仕事をしている村井のおじさんやらと力を合わせて、交代で病院の伯父を看る毎日でした。

伯父の亡くなる前、誰かと交代する時、甘いものが大好きだった伯父に「おじチャン(と呼んでいました)買い物行ってくるね。お団子か果物買ってくるね。甘いものがいいよね?」

その頃はもう、そんなにはきりと返事をしたり、話したりしなくなっていたのに、「オー! いいねえ。お団子がいいなあ〜!」とそれはそれははっきりと大きな声で応えてくれたのです。

あっ元気だ。まだまだ甘いもの食べて生きてくれる、と、うれしくて、うれしくて。

その時の伯父の声と笑顔が私の遅い初夢でした。

子どもの笑い声にみちた年になりますようにと切に願います。

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