たみ子さんの部屋

西小岩幼稚園の園長、たみこさんが日々の徒然や、思い出や、愚痴をそっと語ります。

〜 奇跡の種 〜

2018年 1月

2018年のはじまりです。
今年もどうぞ よろしくお願いします。

「発表会」での、まつさんの「森は生きている」…歌声がまだくり返しくり返し流れています。
私は舞台のうえのスミッコにいたのですが(特別席でした! 幸せでした!)
観客席のお母さんがたが時々目に入ります。
泣きながら見てくださる方が、うんと多かったです。 ありがとう!
同じ気持ちでいてくれて…
「この子が!?」という変化を、成長を見せてくれる子どもたちも多く、保育士たち全体で、また深く学ばされました。

かわいらしいつぼみちゃんが、すみれ、ばら、まつと成長して行く姿には目を見張ります。
仲間とともに育つことの大切さを、また確認しました。

そして、終業式のおもちつき、お父さんのお手伝いもお願いして、みんなでペッタン、ペッタンのおもちつき。
ホールで子どもたち全員で嬉しくいただきました。

 

その時の話です。

 

みかんのデザートを食べていた時、私の目の前のA
あたりだって!」と嬉しそうに叫んだのです。
となりにはマチャトがニッコリ笑ってうなずいています。
A! よかったな! 当たりだよ!
見ると、白い小さなかたまりが。

ん!?

なんだこれは、と、じ〜っと見る私。

Aは、「え〜っ すごいやホントに…あたっちゃったよ! やったよ!
と興奮してとびはねています。

どうみても、どうみても、みかんのただの種…。

マチャトは言います。
A、良かったね。庭に植えてごらん
  …きっとみかんの木がはえるよ。みかん食べ放題じゃないか!

  と、あおる、あおる!

送迎のコースで通るお家にみかんの木があって、それもAには印象的だったよう。
私はそこらへんから、「…A、ただのみかんの種だよ。ホラよくあるやつで植えたって芽さえ出ないよ…。マチャト…いい加減にしないと、A、こんなに喜んでるじゃない…」とびびりはじめた…。

(オロオロするたみこさんはやっぱり正直もの)

でも、Aの当たった喜びは強く大きい!
こんなこと、あるんだ! 当たったよ! やったよ…」と、ずっと喜んでいる。
その種を大事そうにバッグにしまって、「森」で歌った時の輝きそのままに、
当たったよ! 当たったよ!」とまだまだコーフン中。

マチャトは悪いよ。肩たたいて「良かったなA。良かった…

七億円当たったら、幼稚園の耐震に少しはいただきたいのはいただきたいのだけれど、Aは、みかんの種が当たって、その種はもらえない。Aのものだ!

そして、私はAや子供達からたくさんの喜びの種をもらって生きている。
今年も平和のなか、おだやかに過ごしたい。