本が好き!
2023年4月30日
眠りの悪い私は、夜、眠るのが怖くなることがある。
「今夜は眠れるだろうか?」と睡眠導入剤は処方されているけれど、それで万全ではない。数えきれない、眠れぬ夜を過ごしてきた。(これを書いている今も・・・)
だから、本を読みながら眠るというのがここのところの習慣。
ただ、本を読み出すと面白くて目がらんらんとさえてしまうこともあるが・・。
どちらにしても、本がそばにないと不安になる。趣味といえば「読書」としか言いようがない。
(大きな声では言えないが、この頃はお風呂に本を持っていきのぼせたりもしている)
先日、孫娘(孫娘、、、というとすぐに絵本『大きなかぶ』の孫を呼んできました・・・のコトバが続いてしまう。マゴムスメ)と話していたことだが、保育園時代の発表会のDVDを見ながらのお話。
「あのね、司会の先生がね、子ども達が大好きなエルマーの冒険を劇にしました。って言ったでしょ? でもね、みんなそんなに大好きじゃなかったんだよ。ワタシもね、最初はエルマーの冒険面白かったんだけど、劇やってるうちにこの本面白くなくなっちゃったんだ・・・」と言うではないか。
ガーン!!
そうかあ〜。あんなにステキな心おどる「エルマーの冒険」が嫌いになっちゃうなんて、そんな〜!?
保育園としては、劇化するにあたり、セリフを公平に配分し、衣装を作り、見栄えをよくしてどれだけ苦労しているか・・・。それなのに、子どもはあの名作本が面白くなくなってたんだ。
そう言えばワタシにも覚えが。
教科書に載っていた有名な文学者の詩や文章、まずは漢字の読み方、解釈、文法などなど、授業を分かろうとすればするほど、その文章が感じられなくなって、要はちーーっとも面白くない。
読んでみたいとすら思えない、ただのお勉強になっていた。
教科書で読むのは、面白くない。
これはいったいなんなんだろう。
この幼稚園でも本が大好きな子になってほしいと、いっぱい本を読む。そして、「スーホの白い馬」「森は生きている」「オキクルミ」など絵本やお話からの劇を何度もやっている。
子供のやる気が熱っぽく園じゅうにあふれた歌声とともに、楽しかった! と大人の私たちは心から思っていたが、果たして子ども達のだれか一人でも「オモシロクナイ」と思っていた子もいたのかな?など考えてしまった。
「芸術はロマンだ!!」
本当にいつも考え続けよう。学び続けよう。。。
そうか。「エルマーの冒険」を面白くなくなってしまったのか・・・(と、まだ言っている)
それでもやっぱり、本が好き。
今夜はなんの本を読んで眠ろうかなぁ〜。