養命酒
2024年12月12日
知っていますか? 養命酒、っていう飲み物。
TVのCMで養命酒と聞くと思い出すことがあります。
私、こう見えて幼い頃は細くて、顔色の悪い子どもでした。
小学校でも、よく貧血を起こして、ボーっとしていました。
家でも、「ちゃんと食べろ! 残さず食べろ!」と言われることの多い子でした。
70年以上前のある日、夕食後に父が一本のビンを持ち、「たみこ、これを毎日ちょっとずつ、飲むといいんだって。のんでごらん」というのです。
びっくりしました。
私の体調になんて、あまり興味も関心もなく、あちこちの人からの保育園を作りたいという相談に乗って走り回っている父が・・・!?
そのときは本当にびっくりしたのです。
今思えば、忙しいばかりの父が私の体調を気にかけてくれていたんだという嬉しさだったのでしょう。
だって・・・もうすぐ79歳になる私が、TVのCMを見ては、あの時の父のすがたを思い出すのですから・・・。
アルコールは入っていない養命酒ですが、子どもにはおいしくなく、ずっと飲むことはなかったけれど・・・。
今更ですが、胸に刻んでいます。子どもって、親にかけられたことばや思いを、こんなふうに覚えているんだということ。
(やさしく気づかわれたことがなさすぎ?)
「養命酒」ときいただけで、父が私を気にかけてくれたんだという喜びやなつかしさに満たされるんだから、
それにしても、ずいぶん古くからあるんですね。「養命酒」って。
幼稚園は本格的に建て替え工事が始まりました。誰のためでもない、ただただ子どものための、幼稚園を残したい。(生命にかえても)という願いが叶いそうです。
応援心から感謝します。
在園児の子、保護者の皆さん、こんな工事のなか、入園を決めてくれた子ども達。ただただありがとう。
西小岩幼稚園は、ここにあります。
卒園児も、在園児も、新入児も、安心して、いつでもきたらいいんだからね。
ここはみんなの幼稚園だからね。
職員は、両手を広げて待っています。
さて、私も養命酒でも飲んで、2025年に向けて、力をつけよう!!