3年間
2023年5月30日
コロナが5類になり、少しずついつもの幼稚園に戻りつつあります。でも、3年ってすごいですね。うまれた子が年少ですものね。
一生懸命、ない知恵をしぼって、なんとか子どもたちが楽しめるようにと頑張ってきたつもりでしたが、散歩に行きはじめてびっくりしたのは、みんなで歩くということがなんともむずかしい。
余裕を持っておしゃべりしたり、車に気をつけたり、前を歩く子や後ろを歩く子を感じたりすることが、できにくい。
「ワァ〜、散歩ってこんなに大事なんだね」と改めて思いました。
そして今は、泥んこ天国のとき。水や砂や泥で、おひさまの力で、たくさんのあそびを、思いきりあそぶ。
砂が水により変化する。おひさまによって砂が変化する、など、遊びってやっぱり科学だよなぁ〜、としみじみ感じています。
それにしても、思いきり遊べることの喜び、楽しさ、職員がときにはビショビショになって、どろんこのなかを寝そべっている姿は、涙が出るほど嬉しいです。
「サァ〜! 片づけよ〜 お昼にしようね〜」と呼びかけるのにむかい、「やだ〜! もう少しあそぶー!」とまっさきに言うのが職員の大ちゃんだから、困ったもんだ。
子どもたちに、「大チャン! 片づけだよ!」と言われているアリサマだ。
うれしい。
そしてコロナは、お家の方とのおしゃべりの機会も時間も奪った・・・。
時間をずらしての送り迎え、門のところで子どもを預かり、帰りにも門のところ。前のように、お母さんの顔を見て、「今日はこうだったよ」とか「なにか困ってない?」などの話が、全くできなかった。
連絡帳ではたりない、顔を見て笑ったり泣いたりおしゃべりすることが、本当に少なくなってしまった3年間。
悔やむこと、心が通じなかったかもしれないこと、足りなかったこと、、、お母さんたちにも、そして私たちにもあったのではないだろうかと、辛い時だった。苦しい時だった。
それでも、小学校に入学した子が「ただいま〜!」と元気に幼稚園の前を通って声をかけてくれると、心から嬉しい。
サァ〜 そろそろお弁当。
大ちゃんが片づけをしているかどうか、見に行ってこよう!