たみこさんの部屋

歌ごえにみちて

2023年6月30日

まつ組になると、プーク人形劇場に行けるのです。

コロナ前は電車で新宿まで行ってたのですが、今は大型バスを仕立てて行きます。子ども達はうれしくてもうワクワクです。

でも、さすがですよ。バスが走り出して、すぐに「ニトリ」の 前を通ると、「ワァ〜!ニトリだ!」と大拍手。「大好きニトリ!行ったことある。」
その後からは「ワァ〜!マックだ!(大拍手)」「ワァ〜!サイゼリヤだ!」「吉野家だ〜!」歓声と大拍手は続きます。

「ニトリ、マック、サイゼリヤ、吉野家」大好きなまつ組、お家の人と嬉しく行ってるので、もぉ〜もりあがる、もりあがる。

そして、もしかしたら車酔いするかもと心配していた子もいっしょにさわぎ、気持ち悪くなるどころではありません。

そのうち、きみチャンの席のまわりから、

森は生きている♪
風だって 雲だって 小川のせせらぎだって 生きている♪

という、「森は生きている」の歌ごえがきこえはじめました。

あっという間にバス全体に広がり、美しくかわいいみんなの歌声が・・・。大人も子どもも、いっしょに声を合わせます。

歌い終わると、「もう一回うたう!」と誰かが言い出し、また歌います。ずぅ〜っと続く、「森は生きている」の歌ごえ。

プークには他の保育園や幼稚園の団体も入っていましたが、まつ組の中の見ることを楽しめるかな・・・とちょっと気にしていた子も含め、劇場に行った子は全員、最後まで観ました。

狸と狐の家族のお話し、楽しい人形劇でした。

帰りがけ、うしろの席の、声を出していた子どものお母さんが、「すみません、うるさくて」と、前に座るマイマイと子どもに謝っていますが、「な〜んのなんの!楽しい時間をいっしょにすごせて良かったで〜す。楽しかったねえ〜」と言い合えることも、喜びです。

プークでお弁当を食べてバスに乗りましたが、またまた「森は生きている」の歌声が・・・。
何度も何回も歌ごえはひびきました。

体調悪かったりで、これなかった子にも届くかな、この歌声。

「楽しかったねぇ」子どもの美しい歌声に、今もまだ包まれています。

ありがとう みんな!
楽しかったね!

今度はみんなで行こうね!

<ふろく>

バスの運転手さんが、行きと違う道を帰りに通ってくださいました。
国会議事堂や皇居などを通る道。
子どもはあまり興味を示さなかったけど、我ら大人組は
「ワァ〜! TVでみたことある〜」と大喜び。

皇居の美しい広場でウェディングフォトをとるカップルが、真っ白なドレスの新婦の輝くような2人の笑顔。
新郎が新婦をお姫様抱っこして、くるくるまわっているのを大人(きみちん、大地、私)は、口を開けてみてました。

誰かがつぶやくのが聞こえました。

「今だけ・・・。今だけ。」

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