〜 緊急事態宣言 解除 〜
2020年 5月
とにかく子どもに会いたい!
対策を万全にして、短時間でも、園で思いきり遊べないかと考え、5月27、28日、29日と学年別に自由登園としました。
ワァ〜 うれしい!!
子どもも喜びました。
私たち大人もたいそう喜びました。
なぜ、幼稚園に来られなかったのか、コロナという病気はどういうものかなど、話したいこと、ききたいことは山ほどありますが、とにかく、とにかく「遊ぼうね!」。
砂場やジャングルジムで、元気に遊び笑う子供達の顔、声…。
私たちは、ただただ嬉しい顔を見合わせて、「よかった。これじゃなきゃね」と言い合いました。
2波、3波とも言われています。
どうなるのかわからない状態ではありますが、なんとか乗り越えたいです。
人類の歴史の中で繰り返されてきた感染症。
「ペスト」や「スペイン風邪」。
大昔のこととしてあまり知らなかったことにも目を向けて、学ぶべきなのでしょう。
どれほど人間が傲慢であるのか、新しいウィルスの元で、考えねばならないのは確かです。
人と人との距離をとらねばならない?
近くにいて、抱きしめ、手をつなぎあう幼稚園の場で、それはむずかしいこと。
心がどれほどそばにいようとしているかをたしかめ合いながら、このことから学び、伝えていきたいです。
(言いたいことがありすぎて…。)
でも、子どもに会えたことを、なによりの喜びとして、
やっぱり、私たちの仕事は子どもに希望を語ることだと深く胸にきざみます。
※編集者注釈
「スペイン風邪」は1918年から20年までの当時のインフルエンザの世界的大流行です。
つまり約100年前。
みんなたみ子さんがずっと昔から生きていると思っているかもしれませんが、たみ子さんも生まれる前の話です。